建物について

築100年の古い民家を改修してつくった山の上ベーカリーの店舗。
ひとつをパン工房に、もうひとつを薪窯パンを楽しめるカフェにリノベーションしました。
工房にそびえるダイナミックな薪窯も、山を走るトロッコも、土間も柱も扉だって、金槌たたいて釘打って作ったもの。
お店の奥には、さらなる秘密が待っています。

ベーカリー棟

石段を上がってすぐに見えるのが、空高く煙突が伸びるベーカリー棟。ダイナミックな薪窯がシンボルです。 薪窯や、カウンターテーブルに埋め込まれている石は洞窟で拾ってきたものです。 薪窯の扉や、納戸の取っ手には馬の蹄鉄を使用しています。 溶接してつくったオキ入れや火かき棒など、手作りの道具が並びます。

ベーカリー棟
ベーカリー棟 ベーカリー棟
カフェ棟

カフェ棟

見晴らしのいいカフェ店内からは、横須賀のまちなみを眺めることができます。 コンクリートの土間のなかにホースが通っており、そこにお湯が通って床暖房となっています。 お湯でじっくり温められた土間は、足元からぽかぽか気持ちが良い。 ぜひ冬は、土間の手作り床暖房を体感しに来てください。

カフェ棟 カフェ棟

洞窟

カフェ棟の奥には、洞窟があり、 入り口からは想像もできない、広い空間が続いています。 ここはかつて防空壕としてつくられたもの。 ガラクタやゴミに埋もれていた洞窟も、建物同様改修して、魅力ある空間として再利用します。 具体的になにに使うかはただいま研究中です。

洞窟
洞窟 洞窟

山の上ベーカリーができるまで

薪窯のパンに似合うような、エネルギーあふれるお店を目指し、試行錯誤を繰り返しながらつくりました。
ここにかいてあるのは、あくまで大まかな流れです。
薪窯パンを焼くために、まずは草刈りからはじまりました。

解体

家のまわりに草木が生い茂り、近づくことも困難だったため、まず草刈りからスタート。 家の使える部分は残し、使えない部分は産廃します。 毎日軽トラ山盛り分の端材やゴミを、山の下まで担ぎ運びました。

解体
解体 解体
矢印
トロッコづくり

トロッコづくり

山の上の現場のため、材料運びだけで一苦労。 そのため、山の斜面にトロッコをつくりました。 真っ赤なウィンチが目印のトロッコ。 木材、タイル、レンガ、小麦粉、薪と重たい荷物運びに活躍しています。

トロッコづくり トロッコづくり
矢印

土間コンクリート

両棟ともコンクリートを流し、土間を打ちました。 前もって、地面を平に慣らし、スタイロフォームを敷き詰め、鉄筋を組みます。 ポンプ車で生コンクリ-トを山の上まで押しあげて流しこみ、 仕上げにコテで表面を整えます。 カフェ棟の土間には床暖房用のホースが通してあります。

土間コンクリート
土間コンクリート 土間コンクリート
矢印
木工事

木工事

柱を入れ、壁を作り、大工仕事のはじまりです。 どんどん店のかたちが見えていきます。 研究所では決まった図面がないため、 その時々に話し合い、実際につくりながらデザインを決めていきます。

木工事 木工事
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左官・タイル

外壁・内壁ともに漆喰で仕上げました。 コテ使いによって味のある壁となっています。 カフェ棟のカウンターの装飾には、 もともとこの家で使われていた木材やトタンを活かしました。

左官・タイル
左官・タイル 左官・タイル
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薪窯

薪窯

今回のメインである薪窯づくり。 大きなアーチ型をつくるために、ベニヤ板で型をつくり レンガを積み上げました。 耐火レンガと断熱レンガの二重構造になっています。

薪窯 薪窯
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アプローチ

山の上ベーカリーは、ベーカリー棟、カフェ棟、薪小屋、洞窟、トイレ小屋と 敷地内に点々と建物が並んでいます。 それらを繋ぐアプローチを、地面にレンガを敷き詰めてつくりました。 眺めのいいテラス席もぜひご利用くださいませ。

アプローチ
アプローチ アプローチ
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完成

完成

厨房機材を搬入し、アンティークの家具や照明を取り付け完成です。 必要に応じて机や建具を製作したり、溶接したりと  様々なものづくりに挑戦しています。

完成 完成